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2024.12.24

創業84年の伝統 × シンボルツリー

徳島県美馬市にある総合建設会社「北岡組」の本社改修に伴い、
ランドスケープおよびインテリアスケープの設計を弊社が担当いたしました。

建築設計は、未来コンビニなどで数々の受賞歴を持つ
WATARU ARCHITECTSの佐藤航氏が手掛けています。

今回の改修計画では、「吉野川VALLEY」をコンセプトに掲げ、
2階の床を抜いて吹き抜け空間を作り出しました。

この吹き抜け部分には、約7mの高さを誇るベンジャミンをシンボルツリーとして植樹。

幾重にも重なる気根と圧倒的な存在感を放つ幹が、エントランスで訪れるお客様を迎えます。

また、エントランスには大きく張り出した庇があり、その上部を緑化することで、
地上から建物へと植栽が自然につながるデザインを採用しました。

植栽デザインには、グラス系植物を多用したドライな印象を基調に、モミジや竹を組み合わせています。

特に、特徴的なしだれ樹形のモミジには、3Dプリンターを用いたオブジェを組み合わせ、
この本社のシンボルとして象徴的な存在となっています。

創業84年の歴史を誇る北岡組は、100周年を目指し、さまざまな改革を進めています。

本プロジェクトは、これらの改革を象徴する本社改修であり、
ランドスケープデザインを通じてその一助を担うことができました。

Photo : YAMAMOTO KEITA
Architect : WATARU ARCHITECTS

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