2024.11.5
銀座駅を降りてほど近いオフィスエントランスに足を踏み入れた瞬間、
目に飛び込んでくるのは、造作テーブルに組み込まれた植栽。
このテーブルには幅100mmの穴を開け、
植物の幹がそこから伸びるように設計しています。
植物選定から鉢のデザインに至るまで、
空間全体の高級感を引き立てるよう配慮しました。
造作家具と調和しつつ、植物の自然な形状を活かすことで、
訪れる人々に強い印象を与えています。
床に置かれた鉢植えの植物もまた、
内装デザインとの調和を第一に考えました。
ベージュ系の鉢を使い、”鉢ステージ”と呼ばれる特注ステージ上に配置。
植栽がオフィス全体にリズムを生み出し、
床から空間へと視線を誘導します。
さらに、オフィスのカウンターデスクには
フェイクグリーンを使用した植栽を設置しました。
視線を遮りながら、ガラス張りの会議室とのバランスを取り、
開放感を保ちつつもプライバシーを守る設計。
フェイクグリーンであっても、その質感や配置の工夫によって
自然な存在感を保ち、空間にアクセントを加えています。
今回のプロジェクトでは、
生植栽とフェイクグリーンを巧みに組み合わせることにより、
高級感と機能性を両立させました。
完成したラウンジは、銀座の中心とは思えない静謐な空間に。
私たちの植栽デザインは、
単なる装飾に留まらず、空間全体に新たな体験を提供しています。