2026.3.30
空間に調和する植栽とは、単に「緑を足すこと」ではなく、空気の質感そのものを整えることだと、私たちは考えています。
今回のプロジェクトでは、内装のグレーやベージュ、ブラウンに寄り添いながら、主張しすぎない自然の存在感を目指しました。
テーマは「ドライ&ナチュラル」。
色味を抑えた植栽で、柔らかな空気感を空間全体に広げています。
樹種には、オリーブやユーカリといった“グラウカ(銀葉系)”の植物を中心に採用しました。
鮮やかなグリーンではなく、ややくすみのある落ち着いたトーンを選ぶことで、内装と自然がなめらかに溶け合うように設計しています。
ドライな質感と深みのある色合いが、空間に静かな上質さをもたらします。
フェイクグリーンの寄せ植えには、スパニッシュモスや流木、景石といった天然素材を組み合わせ、自然のディテールを丁寧に織り込みました。
均一ではない枝ぶりや、偶然性を感じるフォルムを加えることで、近くで見ても違和感のない、リアルな質感を追求しています。
人工と天然を掛け合わせることで、より自然に近い存在感をつくり出しています。
オフィス内に点在する植栽は、あえて同じパターンを繰り返さず、それぞれに異なる表情を持たせています。
統一感を保ちながらも、場所ごとに微妙な違いをつくることで、自然の移ろいやリズムを感じられる空間に仕上げました。
ビッグテーブル中央や柱前の棚、ベンチ裏など、社員様の視線や動線に合わせて、植物同士の「間」を細かく調整しています。
視線をやわらかく遮りながらも、圧迫感を与えない絶妙な距離感。
人と人との関係性にも寄り添うような、心地よい“余白”を空間の中に設計しました。
空間に寄り添う植栽は、日々の何気ない時間に、静かな変化をもたらします。
その場所で過ごす人にとって、心地よい距離感や、やわらかな余白を生み出すこと。
私たちは、そんな空間づくりを大切にしています。
植栽についてのご相談は、設計段階からでもお気軽にお問い合わせください。