2026.5.1
今回は、EN LANDSCAPE DESIGNの新しい試みをご紹介します。
それは、弊社が運営する
コミュニティ農園「土EN FARM」の土を使って生まれたプランターです。
土は本来、植物を育てる“内側”の存在。
けれど今回の取り組みでは、その土を“外側”=器として捉え直しました。
「土は本来、植物を育てる内側の存在ですが、
それを外側=器として扱えないかと考えたのがきっかけです。」
そんな発想から、このプランターづくりは始まりました。
使われているのは、自社の畑で育まれてきた土。
雨に打たれ、風にさらされ、人の手が入りながら育ってきたその土は、
ただの材料ではなく、時間そのものだと私たちは考えています。
その背景ごとすくい上げるようにして、形にしたい。
そんな想いから、自社の畑の土を選びました。
器でありながら、どこか土に還っていく気配を持った存在。
このプランターには、そんな願いも込められています。
制作では、素材・形・仕上げのすべてにおいて、
“風土がにじみ出ること”を意識しました。
土の粒子や色のばらつきを消さずに残すことで、
その土地の気配がそのまま現れるように。
また、均質な工業製品ではなく、自然物のようなゆらぎを持たせることで、
使う中で少しずつ風景に馴染んでいく佇まいを目指しています。
置かれた場所の空気に溶け込み、植物とともに時間を重ねていく。
そんな器です。
畑の土が器になり、
その器がまた植物を育てる。
このプランターは、土を「消費される資源」ではなく、
「循環する存在」として見つめ直す試みでもあります。
こうした循環を日常の中に取り入れることで、
自然との距離感も少し変わっていくのかもしれません。
今後は、土地ごとの土によるバリエーションも広げていきたいと考えています。
同じ形でも、使う土が変われば、表情も質感も大きく変わります。
それぞれの土地の特徴を感じられる、個性あるプロダクトになるはずです。
将来的には、地域ごとの土を活かした取り組みとして、
さまざまな場所とのコラボレーションへと広がっていく可能性を感じています。
故郷の土でできたプランターがあったなら、
風にふと乗る土の香りに、懐かしい記憶がよみがえるかもしれません。
自然を飾るための器ではなく、
自然そのものから生まれた器。
そんな新しいプランターのかたちを、これからも探っていきます。
この新しい試みに、一緒に関わってみたい!
このプランターを、植栽デザインに取り入れてみたい!
など、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください♪